開発者エピソード
素材菓子
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写真: 盛り付けられたドライフルーツ 長野県産りんごとパイナップル

「ドライフルーツ」

素材そのまま

記1 「砂糖不使用ドライフルーツ」は果物そのままを使用しているのがよくわかりますね。

大森 「砂糖不使用ドライフルーツ」は「素材菓子」の中でも特にプレミアムな商品です。
価格も他の商品より少し高いですね。
一般的なドライフルーツは砂糖を使用している商品がほとんどで、砂糖を使っていない商品は少ないんです。

記2 素材そのままを使用しているので、お好みでアレンジも可能ですね。

大森 そうですね。
他の商品でもよくあることですが、ヨーグルトに入れたりシリアルと混ぜたりなど、お客様がご自分でアレンジしてお召し上がりいただくことがあるという声をいただきます。
この「ドライフルーツ」は「素材菓子」商品の中で特に開発が大変でした。
国産のドライフルーツを使っている商品は最近増えていますが、製造できるメーカーさんがそれほど多くありません。
「ドライな果実たち」「輪切りレモン」などは砂糖漬けのドライフルーツですが、砂糖漬けのドライフルーツ商品がつくれるメーカーさんの方が多いです。
「砂糖不使用ドラフルーツ」のように乾燥だけでつくるものは規模の小さいメーカーさんが多く製造ラインがいっぱいで、スケジュールを組んでコンスタントに生産することができるメーカーさんを探すのが大変でした。

記2 そうだったんですね。
作っていただけるところが見つかって商品の販売に至っているんですね。

大森 はい。
あとは、パッケージのデザインですね。
価格が他の商品に比べると高めなので、高級感を感じるデザインにしたい。
その上で、全商品統一パッケージを使用すること。
そして、「長野県産りんご」では国分グループの「にっぽんの果実」とコラボレーションしているのですが、そのイメージとも合わせられるように考えました。
「にっぽんの果実」は缶のデザインに黒とカラーの2色を使用していて、その高級感や雰囲気を壊さないように注意しました。
考慮するものが多かったので、デザインが決まるのに時間がかかりました。
社内で部署問わず色々な人の意見を聞きました。

写真
ドライフルーツ フィリピン産パイナップル
ドライフルーツ 長野県産 りんご
パッケージは他の素材菓子シリーズと比べ、高級感を感じるものに仕上がっている。

記1 大変だったんですね。
最終的には、しっかりと商品の良さが伝わる素敵なパッケージになったと思います。
このドライフルーツは果物をそのまま乾燥させただけなんでしょうか?

大森 はい。
乾燥させただけです。

記1 素材の味がそのまま引き出されるので、良い果物を探してくるのも大変だと思いますが。

大森 そうですねこの「ドライフルーツ」のような商品はあることはありますが、あまり見ないですね。
メーカーさんのご協力もあって、とても良い商品が出来上がったと思います。
我々としてもあと何品か作っていきたいし、お客様からも作って欲しいというお言葉をいただいていていますので、今も継続して新しい商品を考えているところです。

記1 この2商品以外に進んでいる企画はあるのでしょうか?

大森 実際に販売が決定しているのが、メロンと梨の2商品です。

記1 種類が変わっても同じように乾燥させるものなんですか?

大森 同じように乾燥させます。
フルーツの水分値が種類ごとに違うので乾燥時間はそれぞれ違いますが、方法は同じです。

記1 メロンは水分が多そうですから、乾燥させると大きいものも小さく絞みますよね。

大森 その通りです。
だから用意する素材がたくさん必要で、どうしても商品価格が高くなってしまいます。

記1 「ドライフルーツ」パイナップルは見た目も本当にパイナップルそのままですね。

大森 そうなんです。
この商品は美味しいと大変ご好評いただいていますし、本当にパイナップルをそのまま食べているような濃厚な味です。

写真
ドライフルーツシリーズは、フルーツをそのまま乾燥させているため、もちろん見た目もフルーツそのまま。フルーツの味が凝縮されてじっくり味わえるのが特徴。

記1 見た目も中身も果物なので、カロリーを気にされている女性も健康的なものという気持ちで美味しく食べることができますよね。

記2 今の若い方から大人の方まで、果物を食べなくなっていると思うのですが、どうでしょう?

大森 そうですよね。
皮をむくのが大変で食べないという方が結構いらっしゃるようです。
だからカットフルーツが今売れているんでしょうね。
けれどもカットフルーツはすぐに悪くなってしまうので、タイミングを逃してしまうとせっかく買ったのにだめにしてしまうことがあります。
ドライフルーツは常温で何ヶ月かもつので、ご自分の好きなタイミングで食べることができます。
少しお値段は高いですが、無駄にすることなく美味しくお召し上がりいただけるんです。

記2 今家で果物を食べる習慣がない方が多いですから、そういった方にも身近に、気軽に食べていただけるのでとても良いですよね。
ビタミンCを取りたいというときに。

大森 はい。
何か果物食べたいな、と思った時に手にとっていただけると嬉しいですね。
最初はそういうコンセプトで作り始めるんですが、実際に販売し始めると「お酒のおつまみに良いね」と方向性が変わることもあります。
「砂糖不使用ドライフルーツ」はスパークリングワインに合わせたり、ウイスキーとも合いますので、そういう組み合わせでも良いというお話もいただきます。
おつまみで開発したわけではないのですが、楽しみ方がどんどん広がっていくのは嬉しいことだなと思っています。

記2 ワインなどのお酒のおつまみとしても美味しそうですね。

大森 そうなんです。
展示会に出品させていただいた際も、お酒を扱っている業者様に興味を持っていただけることが多いんです。
「普通のおつまみではないものを探しているんです。」と。
試食をしていただいたら、「美味しいですね」と大変ご好評をいただきました。
スパークリングワインや白ワインに合うと思っていたのですが、「赤ワインに合う」と教えていただきました。

記1 赤ワインですか。

大森 りんごのドライフルーツは皮もついているので、皮の渋さが赤ワインと合うそうなんです。
それを聞いて、こちらから「白ワインに合います」などと絞らなくても十分美味しくお楽しみいただけるものなのかな、と感じました。

記2 バーに置いてあったらついつい自宅用に買って帰りたくなりますよね。