開発者エピソード
麒麟の翼
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イラスト: 昔の日本橋。様々な物を運ぶ人々が橋を渡る

麒麟の翼とは

「麒麟の翼」誕生のきっかけ

本日はよろしくお願いします。
さっそくですが、「麒麟の翼」というシリーズの特徴を教えてください。

日本橋は日本の道路の出発点です。
麒麟の翼は「東京」ではなく、「日本橋」というくくりで発信できる商品づくりを目指し、老舗様と共同で作ったブランドなのです。

写真
日本橋
まさに日本の道路網の中心とされた日本橋。橋の中央には道路元標が設置されているが、橋のふもとにレプリカが設置されている。「東京まであと○キロ」という道路表記は、ここ日本橋が基準になっている。

日本橋の老舗様と。
麒麟の翼シリーズはどのようなことがきっかけで開始したんでしょうか?

初代日本橋菓房の社長が山本海苔店さんとお取り組みをさせていただいていて、そのご縁から始まりました。
最初に山本海苔店さん、そしてにんべんさん、榮太樓さんに参加していただいて、今のラインナップが完成しています。

山本海苔店さんは、始めて味付けのりを作った元祖のお店。
にんべんさんはだしで有名ですが、同時に今で言う商品券を初めて開発されました。
榮太樓さんは甘納豆の元祖の甘名納糖を作られました。

本当に日本橋周辺は日本の食文化を作り上げた老舗様がたくさんある、特別な地域ですよね。

そうですね。
しっかりしたものづくりをされている老舗様が多いと思います。
通常の商品開発では、流通市場を狙うことが多いと思いますが、麒麟の翼に関しては別のコンセプトで生まれてきました。
「日本橋で、日本橋の老舗様と一緒に商品を開発する。」
「日本橋から、日本橋のお菓子を発信する」というコンセプトで作られています。

なので、今までの他の商品とは少々違う販売の仕方をしていて、「日本橋ありき」なんです。

「日本橋ありき」。

はい。
もともと麒麟の翼の商品は、各老舗様の本店で販売していただくことを基本にしています。
そのお店に行かないと買えない。

日本橋の老舗様から発信するお菓子だからこそ、そこに貴重な価値が生まれ、商品がじっくり育っていくんだと思っています。

※現在は一部小売店様等で販売いただいている場合があります。

写真: 現代の日本橋を下から撮影

じゃあ、他のラインナップと比べて麒麟の翼シリーズは買ってくださるお客様の層が違うのでしょうか?

そうですね。
各店舗さんでも違うんです。
にんべんさんは、コレド室町の中の日本橋だし場を展開されてお客様の層が変わりました。比較的若い世代のお客様も以前と比べて多いと思います。
山本海苔店さんは堅実に、昔からの常連のお客様も多いと思います。
榮太樓さんは幅広いお客様が多い印象ですね。

榮太樓さんは元々お菓子を販売されていますが、にんべんさんと山本海苔店さんはつゆと海苔でお菓子屋さんではありませんよね。
それぞれ商品開発の方法も異なるのでしょうか?

にんべんさんと山本海苔店さんには、日本橋菓房から「こんなお菓子を作りませんか」とご提案させていただくことが多いです。
榮太樓さんはお菓子の老舗様ですから、その技術や味を活かしてお任せしている部分も多いですね。

それぞれの老舗様の想いや技術、歴史が違いますから、老舗様や商品ごとに臨機応変にお話をさせていただいています。